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東京理科大学

東京理科大学(とうきょうりかだいがく、英語表記:Tokyo University of Science)、東京都新宿区神楽坂に本部を置く理工系総合私立大学である。通称は理科大(りかだい)。ただし岡山県では、岡山理科大学(通称:理大)との混同を避けるために東京理科大(とうきょうりかだい)、東京理大(とうきょうりだい)など、通称の前に地名を付する必要がある。

留年率は日本の大学の中でも最も高く、“留年大学”と言われることもある。なお、本学における平均の卒業所要年数は5.7年といわれる。

自由民権運動が隆盛を極め政経法科が中心だった1881年、「理学の普及を以って国運発展の基礎と成す」の信念の下、東京大学を卒業した21名の青年理学学士(櫻井房記・ 高野瀬宗則・千本福隆・中村精男・中村恭平・小林有也・寺尾寿・保田棟太・桐山篤三郎・信谷定爾・谷田部梅吉・加瀬代助・赤木周行・三守守・難波正・和田雄治・沢野忠基・三輪桓一郎・名村程三・鮫島晋・豊田周衛)が東京物理学講習所を設立したのが始まり(二年後に東京物理学校と改称)。
設立当時、授業は夜のみで小学校の教室を間借りし、機材は理学学士の母校である東京大学からその都度借りては返すというやり方で、理学学士達は仕事の傍ら無給で生徒の指導にあたった。
今日でも夜間部は、創立時から続く理学部第二部に加え工学部第二部が在り、社会人選抜が行われ勤労学生を受け入れている。


なお、夏目漱石の『坊っちゃん』に登場する「物理学校」は、本学の前身である東京物理学校のことである。

目次 [非表示]
1 沿革
2 学部
3 大学院
4 キャンパス
5 系列大学
6 著名な出身者
7 外部リンク
8 参考文献

沿革
1881年6月 - 東京大学を卒業した21名の青年理学学士により東京物理学講習所として発足。
1883年9月 - 東京物理学校と改称。
1885年   - 財政が窮地に陥る。創立者21名のうち16名が「維持同盟」(一人30円の寄付と週2回の無償講義、教師が都合で講義に出られない時は理由を問わず25銭を払うという決まり)を結び、この場を凌ぐ。
1889年   - 神田小川町に校舎取得。
1906年7月 - 神楽坂に新校舎竣工。「入学は無試験、しかし進級が難しい」という“落第学校”の伝統はこの頃から始まる。
1915年   - 財団法人東京物理学校設立。
1923年4月 - 昼間部を設置。
1949年4月 - 学制改革により東京理科大学となる。それまでの昼間部は理学部第一部に、夜間部は理学部第二部となる。また、財団法人東京物理学園と名称変更。
1951年3月 - 私立学校法施行により、学校法人東京物理学園となる。
1960年4月 - 薬学部を設置。
1962年4月 - 工学部を設置。
1967年4月 - 野田校舎竣工。同時に理工学部を設置。
1976年4月 - 工学部の夜間部として工学部第二部を設置。
1981年6月 - 創立100周年を迎え、それに伴い神楽坂に新1号館(右の画像参照)建設。
1987年4月 - 野田校舎に基礎工学部を設置。
1988年4月 - 学校法人東京理科大学と名称変更。
1993年4月 - 久喜校舎竣工。同時に経営学部を設置。
2004年   - 九段にある旧都市基盤整備公団の土地・建物を取得。
2005年 - 2006年6月に創立125周年を迎えるに伴い、神楽坂キャンパス・野田キャンパスで再構築事業が進められる。

学部
全部で8つの学部がある。
ここで理学部第一部と理学部第二部の関係であるが、これは「理学部の中にある第一部」と「理学部の中にある第二部」ではなく「理学部第一部」と「理学部第二部」という互いに独立した異なる学部である。工学部第一部と工学部第二部の関係についても同じである。


理学部第一部
数学科(S科)、数理情報科学科(SJ科)、物理学科(B科)、応用物理学科(OB科)、化学科(K科)、応用化学科(OK科)
理学部第二部
数学科(2S科)、物理学科(2B科)、化学科(2K科)
工学部第一部
建築学科(A科)、工業化学科(C科)、電気工学科(E科)、経営工学科(i科)、機械工学科(M科)
工学部第二部
建築学科(2A科)、電気工学科(2E科)、経営工学科(2i科)
薬学部
薬学科(YE科)、製薬学科(YS科)
薬学部6年制への移行に伴い、平成18年度から薬学科(6年制)、創薬生命科学科(4年制)の2学科に改組される予定。平成29年度までの創薬生命科学科入学者は、大学院薬学研究科の修士課程を修了し、不足科目の追加履修を一定期間内に行えば、薬剤師国家試験の受験資格を得られる。
理工学部
数学科(MA科)、物理学科(PH科)、情報科学科(IS科)、応用生物科学科(BS科)、建築学科(AR科)、工業化学科(CI科)、電気電子情報工学科(EE科)、経営工学科(IA科)、機械工学科(ME科)、土木工学科(CV科)
基礎工学部
電子応用工学科(TE科)、材料工学科(TM科)、生物工学科(TB科)
経営学部
経営学科(MS科)

大学院
理学研究科
工学研究科
薬学研究科
理工学研究科
基礎工学研究科
経営学研究科
生命科学研究科
総合科学技術経営研究科(専門職学位課程)

キャンパス
神楽坂キャンパス(東京都新宿区)
理学部第一部・理学部第二部・工学部第一部・工学部第二部。
大学の本部が置かれている。
最寄駅はJR中央線・東京メトロ東西線・有楽町線・南北線・都営地下鉄大江戸線の飯田橋駅。キャンパスとは名ばかりの、狭い土地に建ち並ぶビル群(目の前の公道はほとんど私道化されている)。一般にいわれる大学のキャンパスとはイメージがかけ離れている。人のよく行き来するはずの図書室はなぜかビルの9~11Fにある。各建物は迷路のような連絡通路で結ばれている。現在校舎を立て替えを進めており、その影響で仮の体育館まで徒歩で30分近くかかる。すでに薬学部は野田キャンパスに移った。
野田キャンパス(千葉県野田市)
薬学部・理工学部・基礎工学部(2~4年次)。
野田市南部、利根運河沿いにある自然の多いキャンパス。最寄り駅は東武野田線運河駅。神楽坂キャンパスとは違い、敷地面積は広く、グラウンドや体育館、宿泊施設なども完備されている。講義棟や薬学部キャンパスなど新しい施設も多い。
久喜キャンパス(埼玉県久喜市)
経営学部。
JR宇都宮線・東武伊勢崎線久喜駅からバスで15分の場所に立地。まわりは半農村で自然に恵まれている。敷地内にはぶどう園もあり地域に開けたキャンパスになっている。
長万部キャンパス(北海道山越郡長万部町) - 全寮制
基礎工学部(1年次)。
基礎工学部の1年次は、長万部キャンパスで過ごす。
九段キャンパス(東京都千代田区)
現在建設中で、旧都市基盤整備公団本社跡である。周囲には靖国通り・早稲田通り・靖国神社・日本武道館・北の丸公園がある。最寄駅は東京メトロ東西線・半蔵門線・都営地下鉄新宿線の九段下駅。

系列大学
山口東京理科大学(山口県山陽小野田市)
諏訪東京理科大学(長野県茅野市)

著名な出身者
秋山仁(数学者)
石崎幸二(推理作家)
井上雅博(ヤフー株式会社社長)
荻野暢也(代々木ゼミナール数学科講師)
桂歌助(落語家)
上大岡トメ(イラストレーター、エッセイスト)
楠田枝里子(タレント)
國岡昭夫(元青山学院大学学長)
小池勝夫(薬学者、東邦大学薬学部教授、学生部長)
佐藤隆信(新潮社代表取締役社長)
正垣泰彦(サイゼリヤ代表取締役社長)
為近和彦(代々木ゼミナール物理科講師)
常盤文克(花王元会長)
友則和寿(デオデオ代表取締役社長)
蓮池透(北朝鮮拉致被害者を救う会事務局長)
中根滋(パワードコム代表取締役社長兼CEO)
森戸祐幸(モリテックス代表取締役会長)
横田誠(エンプラス名誉会長)

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