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文教大学

文教大学(ぶんきょうだいがく、英: Bunkyo University)は、日本の私立大学のひとつであり、教員養成で知られる文科系総合大学である。

目次 [非表示]
1 概要
2 学風
2.1 越谷校舎
2.2 湘南校舎
3 所在地・構成
3.1 キャンパス
3.2 施設など
4 沿革
5 教育研究組織
5.1 学部
5.2 大学院
5.3 専攻科
5.4 別科
5.5 短期大学部
6 課外活動・学生自治
6.1 越谷校舎
6.2 湘南校舎
7 施設
7.1 図書館
7.2 研究所
7.3 センター
8 附属学校
9 著名人
9.1 卒業生
9.2 教職員・元教職員
10 関連項目
11 外部リンク

概要
文教大学には、埼玉県越谷市の越谷キャンパス、神奈川県茅ヶ崎市の湘南キャンパスがある。設置者は、学校法人文教大学学園である。建学の精神は、立正精神に基づく人間愛であり、創立記念日は、立正裁縫女学校の開設日である10月17日である。学校法人文教大学学園の本部は、東京都品川区旗の台におかれているが、文教大学の本部は、埼玉県越谷市南荻島におかれている。

文教大学は、元々は女子校であり、1966年(昭和41年)に立正女子大学(りっしょうじょしだいがく)という名称で開学したが、男女共学にしたときに現在の「文教大学」の名称に改めた。

元々女子教育を行っていた大学であるため、人間性を重視している一方、1980年(昭和55年)に日本の大学として初めて情報学部を設置するなど、主体性を求める学際領域に対しても積極的な大学でもある。現在の文教大学はキャンパスごとに特色が異なり、越谷キャンパスは、教育学部・人間科学部・文学部などによる「人間性」のキャンパスともいえ、湘南キャンパスは、情報学部・国際学部・女子短期大学部(健康栄養学科)などによる「主体性」のキャンパスともいえる。


学風
文教大学全体(越谷・湘南の両校舎)の特徴としては、人に対して優しい気持ちを持っている学生が多いと世間でいわれることが多い。これは、多少の間違ったことをしてしまっても、そのことに対して寛容に扱うという大学内の慣習によって、伸張されているともいわれる。

大学構内で精力的に、授業や課外活動、研究活動などを行う学生も一定の比率で存在し、自己の探求活動を行う場として大学が位置づけられることもある。学生に対する事務局の接し方については、「鬼の教務課、仏の学生課」といって教務課が比較的厳格であり、学生課が比較的柔らかい。ただし、学生生活は、通常の大学と同様で、大学の事務局がすべての学生に対して日常生活に至るまで常に細かな指導を行うということはなく、多様な過ごし方が存在する。

教育組織については、研究活動を主とする教員もいる一方で、日常的に学生と親身に接し続けている教員もいる。大きくは、越谷校舎と湘南校舎という2つの地区ごとに別れて教員が所属し、大学内の細かな部門ごとに双方の地区同士が交流する形をとっている。


越谷校舎
アットホーム主義を売り物にし、コースや専修が同じ学生同士での集団的な活動を、小学校や中学校などの例を基盤に、より発展させて行うことが望まれている。授業時間帯以外にも、放課後、休業日などにおいても集団活動を行うことが望まれる場合もある。大学の外部からうかがい知れない活動の勢いからすれば、多くのタイプの人と付き合うことを希望している人に入学が勧められる。学生には、比較的落ちついた性質の人が多く、目的に向かって正面から努力をしていくといった姿が見られる。マスプロ教育とも捉えられる都心部の大学に比べれば、学びについて真摯とも型にはまりすぎとも考えられることがある。人間関係はかなり親密であり、交流する人には事欠かないといわれている。

文教大学越谷校舎は、向き不向きがはっきりしている。社交性や平均的な好み・価値観が強く求められ、高等学校以前に同級生との人間関係で苦労した学生には奨められない。比較的集団主義であり個人主義ではない。また、春になると、越谷校舎の近くにある土手沿いの桜並木が綺麗である。


湘南校舎
実業主義を売り物にし、学生個人が自己研磨をして、極力自立して能力を高めていくことが望まれている。授業のみに頼らずに、自分の力で学習の場を開拓して追求していくことが望まれる場合もある。自己研磨が重視されることからすれば、多様な能力や心情を身に着けることを希望している人に入学が勧められる。学生生活の形態は多様であり、授業を受けることを中心とする人、部活動・サークル活動を中心とする人、研究室やゼミナールにおける活動を中心とする人などの多様な学生がいる。多様な学生がいるため、学問の気風を重んじる大学に比べれば、学びへの捉え方が自由だとも混沌とも考えられることがある。人間関係は、まとまって建物が建つ校地であるため、自然に深まるといわれている。

文教大学湘南校舎は、多様な学生がいるものの学習環境には限界がある。自ら学ぶこと、自発的な交流が求められ、学校に大きく依存したい学生には勧められない。比較的個人主義であり集団主義ではない。また、校舎敷地内にそびえている聳塔(しょうとう)は、シンボルの1つである。


所在地・構成
越谷キャンパスと湘南キャンパスの2つのキャンパスを有する。また、大学事務局の本部を東京都品川区旗の台に、学寮を山梨県北杜市高根町清里においている。


キャンパス
越谷キャンパス
所在地: 〒343-8511 埼玉県越谷市南荻島3337番地
電話番号: 048-974-8811(代表電話)
越谷キャンパスには、学部として教育学部、人間科学部、文学部が、大学院の研究科として人間科学研究科、言語文化研究科が、専攻科として教育専攻科が、別科として外国人留学生別科が、大学附属研究所として生活科学研究所、教育研究所が、大学院附属研究所として臨床相談研究所、言語文化研究所がそれぞれおかれている。
湘南キャンパス
所在地: 〒253-8550 神奈川県茅ヶ崎市行谷1100番地
電話番号: 0467-53-2111(代表電話)
湘南キャンパスには、学部として情報学部、国際学部が、大学院の研究科として情報学研究科、国際協力学研究科が、大学附属研究所として湘南総合研究所がおかれている。また文教大学女子短期大学部が併置されている。

施設など
文教大学事務局本部(東京都品川区旗の台)
設置者である学校法人文教大学学園が東京都品川区旗の台に有する敷地内に、大学事務局の本部がおかれている。ここには法人事務局、付属中学校、付属高等学校、文教大学学園幼稚園が併設されている。
文教大学学園八ヶ岳寮(山梨県北杜市高根町清里)
学校法人文教大学学園が設置する諸学校に共通の学寮を、八ヶ岳周辺の山梨県北杜市高根町清里においている。

沿革
1966年(昭和41年)に立正女子大学として開学し、埼玉県越谷市に越谷キャンパスを設ける。1976年(昭和51年)に名称を文教大学に改め、翌年に男女共学化する。1983年(昭和58年)には、設置者の学校法人立正学園が学校法人文教大学学園に改称する。1985年(昭和60年)に、神奈川県茅ヶ崎市に湘南キャンパスを設ける。

1927年(昭和2年) 立正幼稚園、立正裁縫女学校を設置。
1928年(昭和3年) 立正女子職業学校を設立
1932年(昭和7年) 立正学園高等女学校を設立
1953年(昭和28年) 立正学園女子短期大学を設立
1966年(昭和41年) 立正女子大学を設立、越谷キャンパスを設け家政学部を設置
1969年(昭和44年) 教育学部を設置
1976年(昭和51年) 人間科学部を設置、文教大学に改称
1977年(昭和52年) 男女共学となる
1980年(昭和55年) 情報学部を設置、家政学部を廃止
1985年(昭和60年) 湘南キャンパスを設ける
1987年(昭和62年) 文学部を設置
1990年(平成2年) 国際学部を設置
1992年(平成4年) 教育専攻科を設置
1993年(平成5年) 大学院を設置しその中に人間科学研究科(修士課程)を設置、外国人留学生別科を設置
1999年(平成11年) 大学院に言語文化研究科(修士課程)を設置
2000年(平成12年) 大学院の人間科学研究科に博士後期課程を設置
2003年(平成15年) 教育学部に心理教育課程を設置
2005年(平成17年) 大学院に情報学研究科(修士課程)、国際協力学研究科(修士課程)を設置

教育研究組織
主に教育学系、人間科学系、文学言語学系、情報学系、国際学系によって組織されている。5学部 10学科・2課程、4研究科5専攻、1専攻科、1別科を有する総合大学である。しかし、すべて文科系であり、理科系のものは設置されていない。


学部
教育学部
学校教育課程(国語専修、社会専修、数学専修、理科専修、音楽専修、美術専修、体育専修、家庭専修、特殊教育専修)
心理教育課程(児童心理教育コース、幼児心理教育コース)
人間科学部
人間科学科(人間教育コース、心理学コース、社会福祉コース、社会文化コース、健康心理学コース)
臨床心理学科(心の健康基礎領域、学校生活領域、職場生活領域、家庭生活領域)
文学部
日本語日本文学科(日本語学、古典文学、近代文学、漢文学、書写・書道)
英米語英米文学科(現代英語コース、英語学・英語教育コース、英米文学コース、マルチカルチャー・コース)
中国語中国文学科(中国語学・応用中国語コース、中国古典・教養コース、中国現代社会・文化コース)
情報学部
広報学科(メディアとコミュニケーション系、情報表現系)
経営情報学科(e-ビジネスコース、ファイナンス情報コース、ITプランナーコース)
情報システム学科(コンピュータ科学、社会科学)
国際学部
国際コミュニケーション学科(多文化コミュニケーションコース、環境情報コース)
国際関係学科(政治経済協力コース、観光ビジネスコース)

大学院
人間科学研究科
人間科学専攻(修士課程: 生涯学習学、生涯学習支援システム論、生涯学習関連行政論、生涯学習社会論、キャリア開発論)
臨床心理学専攻(博士前期課程・博士後期課程: 臨床心理学、臨床心理査定、臨床心理面接、実証的調査研究)
言語文化研究科
言語文化専攻(修士課程: 地域言語文化研究コース、第2言語習得研究コース)
情報学研究科
情報学専攻(修士課程)(2005年4月新設)
国際協力学研究科
国際協力学専攻(修士課程)(2005年4月新設)

専攻科
教育専攻科
教育学専攻

別科
外国人留学生別科

短期大学部
(文教大学女子短期大学部は、文教大学内の組織ではなく学校教育法に基づく短期大学である。女子短期大学部は、文教大学湘南キャンパスに併設され、強い連携関係を持っている。短期大学部について、詳しくは文教大学女子短期大学部を参照のこと。なお、短期大学部は、女子校である。)

女子短期大学部
健康栄養学科(管理栄養士準備コース、健康科学コース、食品開発コース)

課外活動・学生自治
文教大学の課外活動・学生自治については、越谷校舎・湘南校舎の各校舎ごとに学友会(学生自治会)が設けられ、学友会の所轄の下に各種の学生組織を通じて行われている。全般的に、大学事務局の学生課や教員組織の学生委員会との連携関係が強く、すべてを学生単独で行動することは非常にめずらしいといわれている。

両校舎とも学生運動は見られず、学友会は、おおむね高等学校などの生徒会を模した上で、学園祭を運営する学園祭実行団体、部活動の自治組織である体育会と文化会を補助機関として設けている。両校舎とも学友会は、学生の意見を取りまとめるだけでなく、授業と連携する行事の実施や卒業アルバムの編集などの事業を行っており、大学内での事業の公共性は高い。

学生組織の人員には、学生1人1人の思いをくみ上げる理想家としての姿よりも、校舎全体における学生生活の福利を維持・改善する実務家としての姿がよく見られる。学生組織の気質としては、大学構内の活性化を重んじる気質があり、理想と現実の違いを受け入れ、確実に可能なことを少しずつ行っていくことが比較的多いといわれている。


越谷校舎
学生運動は、文教大学越谷校舎に存在しない。立て看板がないのはもちろん、チラシがまかれることもない。日本民主青年同盟(民青)の文教大学支部は存在するようだが、北越谷駅前でティッシュペーパーを配る活動が中心であり、大学構内では目立った活動がない。かつて日本民主青年同盟にも所属する学生が精力的に活動していた学生自治会が、その学生の卒業により活動がいちじるしく停滞し、大学の教職員が援助して組織を再建した歴史がある。

文教大学には、女子教育の歴史があり、越谷校舎では、学修が第一と捉えられ、盛んな政治的な議論が行われにくい傾向にある。大学の教職員の援助がなければ学生組織が維持できない状態については、学生自治の伝統がある大学と比べて課題もあるといわれている。


湘南校舎
学生による課外活動は、湘南校舎が設けられたときから、事務組織や教員組織の支援を経て行われている。学生自治会、部活自治会などの各階層における自治組織は、湘南校舎に併設されている文教大学女子短期大学部の学生組織との強い連携関係の下に運営がされ、日常問題の協議を中心に各学生の楽しみを最も重んじた活動が行われている。このため、学生組織の執行機関に所属する人員は、入学当初から課外活動への興味関心を一定以上持っていなければならないといわれている。

文教大学湘南校舎は、1985年(昭和60年)に設けられた新しいキャンパスであり、鉄道駅や市街地からも遠い。大学構内における学生生活は、購買や食堂などの大学内の厚生施設の状況に大きく影響される傾向にある。大学構内における各種の運営は、大学の教員や事務職員が実質的に大きな担い手と捉えられ、学生は、大学の教職員との連携を効果的に活かしながら活動を行うものの、学生が主体となりにくいことについては課題もあるといわれている。


施設
主な大学の施設として図書館、研究所、各種センターが設置されている。


図書館
大学に附属する図書館として、各キャンパスに1館ずつ設置されている。なお、湘南図書館は、文教大学女子短期大学部にも附属している。

文教大学図書館
文教大学越谷図書館(蔵書冊数 約33万冊)
文教大学湘南図書館(蔵書冊数 約23万冊)

研究所
大学に附属する研究所として3つ、大学院に附属する研究所として2つがおかれている。文教大学(大学院を含む)の研究所は、湘南キャンパスにある湘南総合研究所を除いて、すべて越谷キャンパスに設置されている。

大学附属研究所
生活科学研究所
教育研究所
湘南総合研究所
大学院附属研究所
臨床相談研究所
言語文化研究所

センター
各種センターが設けられ、生涯学習センターは越谷キャンパスに、国際交流センターと入学センターは大学事務局のある旗の台に、情報センターと保健センターは、両キャンパスに設けられている。

生涯学習センター
国際交流センター
情報センター
保健センター
入学センター

附属学校
幼稚園から大学院まで、一貫教育が施せるように各学校が設置されている。付属学校のうち、小学校は学校法人文教大学学園の石川台校舎に、それ以外はすべて旗の台校舎に設置されている。

文教大学学園幼稚園(学校法人文教大学学園 旗の台校舎)
文教大学付属小学校(学校法人文教大学学園 石川台校舎)
文教大学付属中学校(学校法人文教大学学園 旗の台校舎)
文教大学付属高等学校(学校法人文教大学学園 旗の台校舎)

著名人

卒業生
浅井えりこ(マラソンランナー)
トランプマン(人間科学部卒業、奇術師)
清水ミチコ(女子短期大学部卒業、芸能人)
加納朋子(女子短期大学部卒業、推理作家)
小桜舞子(女子短期大学部卒業、演歌歌手)
井ノ口あさ子(広島テレビアナウンサー)

教職員・元教職員
石田恒好(名誉教授、元学長 元教育学部長) 教育評価関係、文部科学省の中央教育審議会で発言
高島秀之(情報学部教授) 総務大臣表彰受賞
高田哲雄(情報学部教授) フジテレビジョン賞受賞
渡辺孝(国際学部教授)
森島久雄 (教育学部名誉教授) 国語教育

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