放送大学
放送大学(ほうそうだいがく、英称 the University of the Air)とは、特別な学校法人である放送大学学園が設置する大学のことである(放送大学学園法第2条)。地上デジタル放送は、2006年12月~開始予定。
目次 [非表示]
1 概要
2 教育研究組織
2.1 学部
2.2 大学院
3 学習のシステム
4 放送授業の受信
5 学習センター
6 関連項目
7 外部リンク
概要
放送大学は、通信による教育を行う教育研究組織(「通信による教育を行う学部」および大学院の「通信による教育を行う研究科」)のみをおくことによって、大学通信教育を行っており、一般的な観点からは、通信制大学と捉えられている。(ただし、法には「通信制大学」という用語はない。)放送大学の教育は、放送授業と面接授業の2つの形態の授業によって行われ、放送授業によって卒業に必要な大半の単位を修得することとなっているのが特徴である。
放送大学の本部は、千葉県千葉市美浜区に所在している。また、「学習センター」が東京都に4か所、その他の道府県に各1か所あり、学生は、この学習センターに所属する。また、学習センターのブランチ的な役割を担う「サテライトスペース」が6道県に設置されている(2005年5月現在)。学習センターでは、「面接授業」と呼ばれる通信教育特有のスクーリング(一定期間、教室で教員から直接講義を受ける授業)や、単位認定試験を行ったりしている。学習センターでは、ほかにも放送授業をビデオやテープで再視聴したり、図書の閲覧・貸出を受けることもできる。また学習センターなどを拠点とするサークル活動に参加して親睦を深める学生も少なくない。
以前の放送大学の設置者は、旧・放送大学学園法(昭和56年法律第80号)に基づく旧・放送大学学園であり、旧・放送大学学園は、国(国立大学法人及び独立行政法人国立高等専門学校機構を含む。)、地方公共団体(公立大学法人を含む。)、学校法人のいずれにも該当しない特殊法人であった。このため、放送大学は、国立学校、公立学校、私立学校のいずれにも該当しない特別な大学であったが、旧・放送大学学園法の全部を改正した新・放送大学学園法(平成14年法律第156号)第3条の規定により、現在の放送大学は、特別な学校法人である「放送大学学園」が設置する私立学校となっている。
放送大学はテレビ・ラジオでの広告(コマーシャル)収入を得てはならない。
教育研究組織
学部は、教養学部のみであり、3つのコースと6つの専攻がある。大学院は、文化科学研究科の文化科学専攻の中に4つのプログラムが設けられている。
学部
教養学部
生活科学コース
生活と福祉専攻
発達と教育専攻
産業・社会コース
社会と経済専攻
産業と技術専攻
人文・自然コース
人間の探究専攻
自然の理解専攻
大学院
文化科学研究科
文化科学専攻(修士課程)
総合文化プログラム(文化情報科学群、環境システム科学群)
政策経営プログラム
教育開発プログラム
臨床心理プログラム
学習のシステム
大学院の修士全科生を除き、4月と10月をスタート月とする2学期制(セメスター制)を取っている。(修士全科生は4月のみ)
学部のコースには、最低4年をかけて卒業を目指す全科履修生と、1学期から2学期間在籍し、好きな科目を受講する選科履修生、科目履修生がある。また、特別聴講学生という、協定を結んだ他大学在籍者の単位修得のための制度がある。 また、大学院のコースには、最低2年をかけて修士の学位の修得を目指す修士全科生と、1学期から2学期間在籍し、好きな科目を受講する修士選科生、修士科目生がある。
入学をすると、各地の「学習センター」の所属となる。
学習の進め方は、放送による授業を視聴してレポートを郵送(あるいは所属「学習センター」に提出)し、平行して「学習センター」で、スクーリング(面接授業)を受け、所定の単位を取得すると、大学卒業となる。また、全科履修生は卒業研究(卒業論文)を選択することもできる。 大学院の場合、修士全科生は上記4プログラムのいずれかに所属し、研究指導(修士論文指導)の受講が必須となっている。
学部の全科履修生は高校卒、あるいは大検合格が必要となるが、選科履修生、科目履修生は18歳以上であれば学歴は問わない。ただし、独特の制度として、高校を卒業していない(大検を取得していない)人でも、まずは選科履修生や科目履修生からスタートして所定の単位を取得し、全科履修生へ移行して卒業を目指すコースが用意されている。(2003年9月末現在で193人の中卒以下で入学した卒業生が存在する) 大学院の場合、修士選科生、修士科目生は18歳以上ならば学歴は問わない。修士全科生には、放送大学では唯一入学試験が課せられる。入学試験の内容は1次選考が書類選考、2次選考は小論文と面接による選考である。原則として22歳以上で大学卒業が受験条件だが、放送大学側の審査により大学を卒業していなくても入学試験を受験することができる。
単位の対象となる授業番組は、朝から深夜までほとんどひっきりなしに流れている。
放送時間帯
「放送授業期間」(上半期は4~7月、下半期は10~翌年1月)
日、月曜 6:00~24:00
火曜 6:00~26:00
水~土曜 5:15~26:00
「ゆとりの期間」・「集中放送授業」
毎日 6:00~24:00
※ゆとりの期間-上半期はゴールデンウィーク期間、下半期は年末年始期間に放送される特別番組の放送期間。
※集中放送授業-放送授業期間の復習(再放送)を主体として放送される。
放送授業の受信
放送授業は、関東地区においてはテレビ放送とFMラジオ放送の2つで行われている。細かい周波数などについては、放送大学学園を参照のこと。その他の地域ではCS放送の『SKY PerfecTV!(スカイパーフェクTV!)』、ならびにケーブルテレビで配信されている。また、授業を再び見たいときや見逃してしまった時には学習センターで視聴することができる。学習センターによっては講義のビデオテープやカセットテープ、CDやDVDを貸出しており、自宅で視聴することもできる。
学習センター
学習センターは全国50箇所に設置されており、土曜日・日曜日も利用できる。(月曜日・祝日は休み。)
北海道学習センター(北海道札幌市北区) - 北海道大学内
青森学習センター(青森県弘前市) - 弘前大学創立50周年記念会館内
岩手学習センター(岩手県盛岡市) - 岩手大学付属図書館内
宮城学習センター(宮城県仙台市青葉区) - 東北大学内
秋田学習センター(秋田県秋田市) - 秋田大学内
山形学習センター(山形県山形市) - 霞城セントラル内
福島学習センター(福島県郡山市) - 郡山女子大学内
茨城学習センター(茨城県水戸市) - 茨城大学水戸地区内
栃木学習センター(栃木県宇都宮市) - 宇都宮大学内
群馬学習センター(群馬県前橋市)
埼玉学習センター(埼玉県さいたま市大宮区) - 大宮情報文化センター内
千葉学習センター(千葉県千葉市美浜区) - 放送大学本部敷地内
東京世田谷学習センター(東京都世田谷区)
東京文京学習センター(東京都文京区) - 筑波大学大塚地区内
東京足立学習センター(東京都足立区) - 学びピア21 6階
東京多摩学習センター(東京都小平市) - 一橋大学小平国際キャンパス内
神奈川学習センター(神奈川県横浜市南区)
新潟学習センター(新潟県新潟市) - 新潟大学内
富山学習センター(富山県射水市) - 富山県立大学内
石川学習センター(石川県石川郡野々市町) - 金沢工業大学内
福井学習センター(福井県福井市) - 福井県民会館内
山梨学習センター(山梨県甲府市) - 山梨大学内
長野学習センター(長野県諏訪市) - スワプラザビル4階
岐阜学習センター(岐阜県岐阜市) - 県民ふれあい会館内
静岡学習センター(静岡県三島市) - 静岡県教育委員会三島分館内
愛知学習センター(愛知県名古屋市昭和区) - 中京大学センタービル4階
三重学習センター(三重県津市) - 三重県総合文化センター内
滋賀学習センター(滋賀県大津市) - 龍谷大学瀬田キャンパス内
京都学習センター(京都府京都市下京区) - 京都市大学のまち交流センター内3階
大阪学習センター(大阪府大阪市天王寺区) - 大阪教育大学天王寺キャンパス内
兵庫学習センター(兵庫県神戸市灘区) - 神戸大学六甲台キャンパス内
奈良学習センター(奈良県奈良市) - 奈良佐保短期大学内
和歌山学習センター(和歌山県和歌山市) - 和歌山大学松下会館内
鳥取学習センター(鳥取県鳥取市) - 学習・交流センター鳥取内
島根学習センター(島根県松江市) - スティックビル4階
岡山学習センター(岡山県岡山市) - 岡山大学津島キャンパス法務研究科・文化科学系総合研究棟5・6階
広島学習センター(広島県広島市中区) - 広島大学東千田地区内
山口学習センター(山口県山陽小野田市) - 山口東京理科大学内
徳島学習センター(徳島県徳島市) - 徳島大学工学部内
香川学習センター(香川県高松市) - 香川大学内
愛媛学習センター(愛媛県松山市) - 愛媛大学内
高知学習センター(高知県高知市) - 高知大学内
福岡学習センター(福岡県福岡市博多区) - 博多織会館内
佐賀学習センター(佐賀県佐賀市) - 佐賀県立女性センター・佐賀県立生涯学習センター「アバンセ」内
長崎学習センター(長崎県長崎市) - 長崎大学総合教育研究棟3階
熊本学習センター(熊本県熊本市) - 崇城大学内
大分学習センター(大分県大分市) - 別府大学大分キャンパス内
宮崎学習センター(宮崎県日向市) - 日向市役所隣
鹿児島学習センター(鹿児島県鹿児島市) - かごしま県民交流センター内
沖縄学習センター(沖縄県中頭郡西原町) - 琉球大学内:地域国際学習センター棟 4階・5階
また、学習センターを補完する施設として、サテライトスペースが全国7箇所に設置されている。
旭川サテライトスペース(北海道旭川市) - 旧旭川市青少年科学館内
八戸サテライトスペース(青森県八戸市) - 八戸地域地場産業振興センター「ユートリー」内
いわきサテライトスペース(福島県いわき市) - 東日本国際大学内
浜松サテライトスペース(静岡県浜松市) - クリエート浜松内
姫路サテライトスペース(兵庫県姫路市) - イーグレひめじ内
福山サテライトスペース(広島県福山市) - 福山市立女子短期大学内
北九州サテライトスペース(福岡県北九州市小倉北区) - 北九州市立中央図書館視聴覚センター内
